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補聴器についてA選び方・使い方のポイント

 

補聴器の選び方のポイント

耳鼻咽喉科で専門店を紹介してもらうと安心

 補聴器は、形や方式だけにこだわるのではなく、使う人の聴力や生活環境にあったものを選ぶことが大切です。そのためには、すぐに補聴器店に行くのではなく、まず耳鼻咽喉科を受診して「不快域値(イキチ)検査」などの検査を受ける必要があります。
 不快域値検査は、オージオメーターを用いて、不快に感じる音の大きさを調べる検査です。補聴器を使う場合、その人の聴力の状態に合わせて、補聴器の最大出力を設定する必要があります。そのときの基準になるのが、不快域値検査のデータなのです。
 また、自分では、「年のせいで聞こえないから補聴器が必要だ」と思っていても、実際には必要のない場合もありますし、「聴神経腫瘍(シュヨウ)」などの病気から、難聴が起こっている場合もあります。こうしたことを調べるためにも、最初に耳鼻咽喉科で詳しい検査を受けることが必要です。
 耳鼻咽喉科では、検査のデータとともに、近くにある補聴器専門店を紹介してくれるはずです。そこなら、補聴器について、安心して相談できると思います。

難聴

補聴器の使い方のポイント

調整を行い、少しずつ音を入れる練習をする

  補聴器を長く使っていくには、根気のよい調整と、慣れるための練習が大事です。

  • 本人が補聴器専門店で調整する

 耳鼻咽喉科での検査データに基づき、適切な調整を行うには、補聴器専門店に直接出かけて、いろいろ試しながら調整していく必要があります。
 また、補聴器を使っているうちに、不具合が起こってくる場合もあります。補聴器を使っていて、少しでも不具合があれば、早めに補聴器専門店に持って行って、調整してもらうようにしてください。そのまま放置していると、不快感から、補聴器を使わなくなるおそれがあります。

  • 徐々にいろいろな音を聞いていく

  補聴器を購入してから、3か月間程度は、いろいろな条件のもとで、補聴器を試してみましょう。例えば、最初は補聴器を使って聞く周りの音や自分の声などに、慣れることから始めるのがよいと思います。使用時間も、無理のないように、1日30〜60分程度から始めます。慣れてきたら、会話をしたり、テレビやラジオなどの音を聞いてみましょう。
 人によっては、補聴器を装着すると、強い違和感を覚えることもあります。そのような場合は、音を聞くより、補聴器を装着することに慣れるほうが先決です。スイッチを切った状態で、耳に装着して、違和感が薄れてきたら、補聴器のスイッチを入れて音を聞くようにするとよいでしょう。
 なお、補聴器は1日中つけている必要はありません。仕事やテレビを見るときだけつけるというように、必要に応じて、付け外しをしても特に支障はありません。

  • 1年に1回は聴力検査を

 老人性難聴は、徐々にですが進行していきます。難聴が進行して、聴力が変化すれば、補聴器を調整し直す必要が出てきます。聴力に合った適切な補聴器を使い続けるためには、1年に1回は、耳鼻咽喉科で聴力検査を受けることです。同様に、1年に1回、補聴器専門店に行き、補聴器に故障などがないかどうか、調べてもらうとよいでしょう。

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