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主訴:「メニエール病」と診断されたが、耳鳴りや難聴が現れないのだが…

- 目眩(めまい)のQ&A

突発性難聴

主訴:「メニエール病」と診断されたが、耳鳴りや難聴が現れないのだが…

 40代後半の男性です。今年の1月、初めて回転性メマイを経験しました。早朝、布団から立ち上がったところ、突然、目の前がグルグルと回り出し、それでも出勤の準備をしていると、気分が悪くなって吐いてしまいました。メマイは二時間ほどで消えましたが、その後、朝や入浴後などに同じような発作に何度か襲われています。医師には「メニエール病だろう」と言われましたが、おかしなことに耳鳴りや難聴は現れません。発作のたびに、かかりつけの耳鼻科を受診し、薬を処方していただいていますが、この治療でよいのでしょうか。今年の健康診断では、血圧が高く、血液中の脂肪量も多いと注意されました。

目眩の診断

診断:一過性脳虚血発作の疑いあり、生命維持装置が点滅状態です。

 質問者の方のメマイはメニエール病ではない可能性が高いですね。メニエール病は、内耳の水ぶくれが原因とされ、めまい発作と一緒に耳鳴りや難聴が現れてくるのが普通です。血圧が高く、血液中の脂肪量が多いことを考えて、恐らく、一過性脳虚血発作だと思われます。
 一過性脳虚血発作とは、血のかたまり(血栓)が脳の血管を一時的に詰まらせて起こる症状で、回転性のメマイ、耳が塞がったような感覚、手足や口のしびれなどと共に、嘔吐や吐き気などの症状を伴ないます。この発作が最も起こりやすい時間帯は早朝や就寝中、また入浴後などです。
 脳には二つの動脈が新鮮な血液を届けていて、それぞれ内頸動脈(ないけいどうみゃく)、椎骨脳底動脈と呼ばれます。回転性の激しいメマイが起こるのは、椎骨脳底動脈が詰まった時です。これを椎骨脳底動脈循環不全症と呼びます。
 ともかく、質問者の身体は、生命維持システムが危険信号を発している状態です。これを放置し続けると、本格的な脳梗塞を起こす可能性が非常に高くなります。なるべく早く信頼できる医師を探し、適切な治療を受けるようにしてください。
また、日常生活では、次のことを守ってください。
 まず、入浴前と就寝前に必ずコップ一杯の水を飲みましょう。血液がドロドロになるのを防ぎます。熱い風呂や長風呂は避け、野菜中心の食事を心がけ、脂肪分の多い料理やアルコール、タバコは止めてください。コーヒーや紅茶もなるべく控えて、飲むときは薄めにします。
 仕事は無理のない程度ならば続けてよいでしょう。メマイの発作を恐れて安静にし過ぎると、生きる気力が失われてかえってよくありません。それよりは、前述の注意事項を守り、普段の生活を送ることをおススメします。

脳に起因する目眩の病気


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